ペットと仙台初詣 人気ペット犬 ポメラニアン

くりっとした丸くて大きな目と小さなマズル(鼻面)、ふさふさとした豊かな長い毛がまるでぬいぐるみのようにかわいいポメラニアンは、世界でも日本でも、古くからペットとして愛され続けてきています。ポメラニアンはスピッツに属する犬で、アイスランドなどで橇を引く犬として活躍する大型犬、サモエドが先祖であると言われています。元々は中型犬であったものを、小型の愛玩犬として品種改良を重ねられたものだとされています。
ポメラニアンは現在でも世界中で人気があり、ドッグショーにもよく登場する犬ですが、その人気の始まりは、17世紀にその愛らしさと美しい長い毛に覆われた高貴な姿に惚れ込んだビクトリア女王が、イタリアから持ち帰ったのがきっかけ、といわれています。ポメラニアンの小型化も、この時に始まったとされていて、ビクトリア女王の時代には、まだ中型犬と呼ぶ方がふさわしい大きさだったそうですが、その後更なる小型化と特徴的な体毛が強調されて、現在のような形になりました。現在では世界の中でも特にアメリカと日本での人気が高いようで、流行に左右されがちな人気の犬種の中でも、長い間高い人気を誇っているといえます。
ポメラニアンの体毛は長くてふさふさしているのが特長ですが、実際には直毛で長いトップコートと短くて柔らかく密生したアンダーコートの2種類から成っていて、その色は赤みがかった茶色や白、黒、クリームなどさまざまです。ポメラニアンの性格は、活発で友好的で飼い主と一緒に居るのが大好きで喜びを感じるタイプですが、きちんとしつけをしないと、飼い主への依存度が高くなってしまう事があります。飼い主への依存度が高すぎると、一人で大人しくしている事が出来ず、常に飼い主を呼び求めるようになってしまいます。
また、どちらかというと外部の音などに敏感で吠えやすい傾向もあるので、特に集合住宅で飼う場合などは無駄吠えをしないようにしつける事も大切です。室内犬として飼うのに向いているポメラニアンですが、散歩や遊びなどで十分な運動をさせる事が必要です。また、独特の長いトップコートと柔らかいアンダーコートを美しく保つために、少なくとも週に1回~2回は念入りにブラッシングをしてあげましょう。どちらかというと丈夫な犬種で、特にかかりやすい病気というものがある訳ではありませんので、適度な運動と十分な栄養、そして沢山の愛情があれば長生きしてくれることでしょう。

正月の準備・ことはじめについて解説します。